適切な時期に預金準備率と金利を引き下げ 中国人民銀総裁

6日、全人代が北京市内の複合施設、梅地亜中心(メディアセンター)で開いた経済関連の記者会見で、質問に答える潘功勝・中国人民銀行総裁。(北京=新華社記者/胥氷潔)

 【新華社北京3月6日】中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝(はん・こうしょう)総裁は6日、第14期全国人民代表大会(全人代)第3回会議が経済をテーマに開いた記者会見で次のように述べた。

 今年は国内外の経済・金融情勢や金融市場の動きを踏まえ、適切なタイミングで預金準備率と金利を引き下げる。現在の金融機関の預金準備率は平均6.6%で、まだ引き下げの余地がある。構造的な金融政策手段としての金利の引き下げも検討可能だ。科学技術革新と技術改造に向けた再貸付(金融機関への資金供給)規模をさらに拡大し、政策支援の範囲を広げる。

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