シャオミ、24年の売上高35.0%増

MWC2025で、シャオミのスマートフォンを手に取る人たち。(バルセロナ=新華社記者/趙丁喆)

 【新華社北京3月21日】中国のスマートフォン大手、小米集団(シャオミ)がこのほど発表した2024年決算は、売上高が前年比35.0%増の3659億元(1元=約21円)、調整後純利益が41.3%増の272億元だった。うち10~12月の売上高は初めて1千億元の大台を超え、前年同期比48.8%増の1090億元となった。

 売上高を事業別にみると、スマホ事業は21.8%増の1918億元で、スマホの世界出荷台数は15.7%増の1億6900万台だった。スマート電気自動車(EV)などイノベーション事業の売上高は328億元で好調だった。同社初となるEVセダン「SU7」の納車台数は発売からわずか9カ月で13万6854台に上った。モノのインターネット(IoT)製品と生活消費財事業は30.0%増の1041億元だった。

 エアコンの出荷台数は約50.0%増の680万台余り、冷蔵庫は約30.0%増の270万台以上、洗濯機は約45.0%増の190万台を超え、いずれも過去最高を更新した。

 人工知能(AI)とIoTを融合した「AIoTプラットフォーム」の24年末時点の接続機器数(スマホ、タブレットPC、ノートPC除く)は22.3%増の9億台で、うち接続機器を5台以上保有するユーザー数は26.1%増の1830万人に上った。スマートホームデバイス用アプリ「米家(Mi Home)」の月間アクティブユーザー数(MAU)は17.5%増の1億人以上となり、AI音声アシスタント「小愛同学」のMAUは12.0%増の1億3700万人超となった。

© 新華社