
【新華社北京3月29日】中国人民解放軍南部戦区の田軍里(でん・ぐんり)報道官(空軍大校=上級大佐)は29日、同戦区が28日に南中国海海域で定例パトロールを実施したと明らかにし、フィリピンに対して南中国海の緊張情勢をエスカレートさせないよう警告した。
田氏は次のように述べた。フィリピンは域外国を引き込んでいわゆる「合同パトロール」を何度も実施し、南中国海に関する不法な主張を騒ぎ立て、まき散らしている。南中国海に不安定要素を作り出し、地域の平和と安定を破壊しようとしている。われわれはフィリピンに対し、南中国海で騒ぎを起こし、緊張情勢をエスカレートさせるのをやめるよう警告する。外部勢力を引き込んで後ろ盾にしようとしても無駄骨に終わる。戦区の部隊は引き続き高度な警戒を維持し、国の主権と安全、南中国海地域の平和と安定を断固として守る。