今年の春運、鉄道旅客に三つの変化 中国経済円卓会議

24日、経済討論番組「中国経済円卓会議」で議論する参加者。(北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京1月25日】中国の国有鉄道会社、中国国家鉄路集団の朱文忠(しゅ・ぶんちゅう)客運部副主任は24日、新華社が配信したオムニメディア(全媒体)形式の討論番組「中国経済円卓会議」で、今年の春節(旧正月)期の特別輸送態勢「春運」の鉄道旅客に三つの変化がみられると述べた。

新华社照片,北京,2025年1月24日    国铁集团客运部副主任朱文忠在第十一期“中国经济圆桌会”录制现场交流发言。    (配本社同题文字稿)    新华社记者 李贺 摄

 今年の春節は1月29日。前後の1月14日~2月22日の40日間が春運期間となる。朱氏によると、今年の春運期間の鉄道の旅客輸送量は前年同期比5.5%増の5億1千万人を予想しており、春節前が4.2%増の延べ1億8500万人、春節後が6.2%増の3億2400万人を見込む。

14日、四川省成都東駅でで改札を通る乗客。。(成都=新華社記者/王曦)    2025年1月14日,在成都东站,乘客依次通过检票口乘车。    (配本社同题文字稿)    新华社记者 王曦 摄

 朱氏は、これまでの予約データの分析では鉄道旅客の量や流れ、構成、混雑ピークなどに大きな変化はないとしつつも①東北地区の氷雪経済の発展、ハルビン冬季アジア大会の開催を受けた春節前後の東北方面旅客の増加②8連休による中・短距離旅客の大幅増と観光地、温暖地域への集中③混雑回避のトレンド・習慣を反映した春節前に広東地区に入る旅客の大幅増-の三つの変化が見られると紹介した。

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