
温泉県の「蓮池温泉」で無料の足湯を楽しむ人々。(11月28日撮影、ウルムチ=新華社記者/張暁竜)
【新華社ウルムチ12月28日】中国の「温泉の里」と呼ばれる新疆ウイグル自治区ボルタラ・モンゴル自治州温泉県は地熱資源に恵まれ、湧出量の豊富な温泉地が数多く分布する。屋外の簡素な「野湯」から市民に無料開放される「恵民温泉」へと、この地域の温泉は数十年で大きな進化を遂げた。

温泉県の「蓮池温泉」でお湯の温度を感じる子ども。(11月28日撮影、ウルムチ=新華社記者/張暁竜)
県内で最も有名な温泉地は「天泉」「仙泉」「聖泉」の3カ所。いずれも屋外温泉で、中心市街地に近いものもあれば、遠く離れた山里に位置するものもある。地元住民によると、温泉源のそばに掘った池の周りに石を積んで簡単な囲いを作れば「野湯」が出来上がるという。

温泉県の「蓮池温泉」で無料の足湯を楽しむ親子。(11月28日撮影、ウルムチ=新華社記者/張暁竜)
経済や社会の発展に伴い、1990年代初めに温泉の利用価値が一層注目されるようになり、県中心部の観光業の発展が「温泉浴場」の流行を後押しした。同県文化・観光局の責任者、高新新(こう・しんしん)さんによると、2016年ごろに行われた調査で、県中心部近くにある「聖泉」だけでも1日の自然湧出量が1万1400立方メートルに達することが判明した。地元政府が温泉パイプ網を整備したことで、県内のホテルでは1階の共同浴場だけでなく、上階の客室にも温泉水が供給されるようになった。高級温泉ホテル以外にも、県中心部で最も美しい景観を誇る湿地広場で温泉施設「蓮池温泉」が無料開放された。(記者/張暁竜)

温泉県の「蓮池温泉」で無料の足湯を楽しむ人々。(11月28日撮影、ウルムチ=新華社記者/張暁竜)

温泉県のリゾートホテルにある温泉を引き入れたプール。(11月28日撮影、ウルムチ=新華社記者/張暁竜)

温泉県の「蓮池温泉」で無料の足湯を楽しむ高齢者。(11月28日撮影、ウルムチ=新華社記者/張暁竜)

温泉県の「蓮池温泉」で無料の足湯を楽しむ人々。(11月28日撮影、ウルムチ=新華社記者/張暁竜)

温泉県の丘の上に建つリゾートホテル。(11月28日撮影、ウルムチ=新華社記者/張暁竜)