
【新華社天津3月3日】中国天津市で2月26日、外資独資の総合病院として初めて医療レベルが最も高い3級病院の業務許可を受けた鵬瑞利総合医院(天津鵬瑞利医院)が診療を開始した。
同医院はシンガポールの医療系不動産事業者、鵬瑞利グループが約10億元(1元=約21円)を投資して建設した。病床数は500床で、主要な診療科を含むほか、健康や慢性疾患の管理などカスタマイズされた医療サービスを提供する。
中国国家衛生健康委員会、商務部、国家中医薬管理局、国家疾病予防制御局の4部門は2024年11月、「外資独資病院の拡大開放試行事業計画」を発表した。関係部門も北京や天津、上海などの都市で外資独資病院(中国伝統医学系病院の設立、公立病院の合併・買収は除く)の設立を許可していた。

鵬瑞利グループの董事長兼最高経営責任者(CEO)の潘錫源(はん・しゃくげん)氏は、「中国の医療健康分野の開放政策は、世界の投資業界に対する前向きなシグナルの発信であり、当グループに新たな市場のチャンスをもたらし、中国医療市場の多様な発展を一層促すものだ」と述べた。
潘氏は、病院は医療技術の共有、人材の交流と育成、スマート医療などの分野で協力を深め、中国の患者のために世界の医療資源を導入するとともに、外国の患者に中国で医療を受ける新しいルートを開くと表明した。(記者/白佳麗、宋瑞)








