中国検索大手バイドゥ、24年10~12月純利益2倍に

自動運転車「蘿蔔快跑」の車内。(資料写真、武漢=新華社配信)

 【新華社北京2月24日】中国のインターネット検索大手、百度集団(バイドゥ)がこのほど発表した2024年第4四半期(10~12月)決算は、売上高が前年同期比2%減の341億元(1元=約21円)、純利益が2倍の52億元だった。

 検索・マーケティングサービスなどコア事業の売上高は1%増の277億元、純利益は13%増の67億元。売上高の内訳は、検索エンジン広告を中心とするオンラインマーケティング事業が7%減の179億元、スマートクラウドやその他のAI事業を中心とする非オンラインマーケティング事業が18%増の98億元となった。

 独自開発した生成AI(人工知能)サービス「文心一言(アーニーボット)」は、12月の1日当たりの利用回数が16億5千万回に達し、うち社外API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース=異なるソフトウエア同士をつなぐ仕組み)の利用は前月比2.8倍となった。

 傘下の自動運転タクシー配車サービス「蘿蔔快跑(アポロ・ゴー)」は、10~12月の受注件数が36%増の110万回、サービス開始から25年1月までの累計回数は900万回を超えた。完全無人タクシーサービスは2月時点で全国に広がっている。

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