
【新華社北京3月2日】中国の2024年の国内総生産(GDP)当たり二酸化炭素(CO2)排出量(速報値)は前年比で3.4%減少した。国家統計局がこのほど発表した2024年国民経済・社会発展統計公報で明らかになった。
同公報によると、24年の水力、原子力、風力、太陽光などのクリーンエネルギーによる発電量は3兆7126億キロワット時で16.4%増えた。エネルギー多消費重点企業の単位生産当たりの総合エネルギー消費はカーバイドが0.8%減、合成アンモニアが1.2%減、鉄鋼が0.1%減、電解アルミが0.2%減となった。石炭火力発電の発電量当たりの石炭消費は0.2%減った。
原料用エネルギーと非化石エネルギーの消費量を除いたGDP当たりのエネルギー消費は3.8%減少した。全国炭素排出権取引市場の炭素排出枠(CEA)取引量は1億8900万トン、成約額は181億1千万元(1元=約21円)だった。