
【新華社北京3月7日】中国の王文濤(おう・ぶんとう)商務部長は6日、第14期全国人民代表大会(全人代)第3回会議が経済をテーマに開いた記者会見で、中米経済・貿易関係について次のように述べた。
貿易戦争に勝者はなく、保護主義に活路はない。関税による脅迫、強要は典型的な一国主義、いじめ行為であり、世界貿易機関(WTO)のルールに対する重大な違反である。中国と米国の通常の経済・貿易関係を損なうだけでなく、世界の産業チェーン・サプライチェーンの安定を乱し、世界経済の発展を阻害し、必ず米国の国民と企業の利益を損なうことにもなる。
中国と米国がそれぞれ成功を収めることは、互いにとっての脅威ではなくチャンスである。米国が問題を解決しようと考えるなら、大国らしく振る舞い、正しく付き合う道を歩まなければならない。