中国EC、1~2月はAIと買い替え政策が物販をけん引 

 江蘇省宿遷市沭陽県扎下鎮の芸川盆栽オークションセンターで、ライブ中継をしながら盆栽のオークションを行うキャスター。(1月31日撮影、宿遷=新華社配信)

 【新華社北京3月31日】中国商務部はこのほど、1~2月の中国の電子商取引(EC)は内生的原動力、イノベーションの潜在力、開放の活力が引き出され、好スタートを切ったと明らかにした。

 人工知能(AI)と消費財買い替え奨励政策がオンライン小売の安定した伸びをけん引した。国家統計局によると、1~2月の物販のオンライン小売販売額は5.0%増えた。商務部のビッグデータモニタリングからは、人型ロボットなどのエンボディドAI(EAI)製品がデジタル消費の新しい注目点となっていることがわかった。9割以上の省・直轄市がECサイトと協力して買い替え奨励政策を遂行しており、携帯電話などのデジタル製品3種は17.9%増加した。

 供給サイドの改善がオンラインサービスの急成長をけん引した。ユネスコの無形文化遺産である春節(旧正月、今年は1月29日)があったことに加え、ビザ免除措置適用対象拡大などの有利な政策も重なり、旅行のオンラインサービスは35.9%増となり、うち春節旅行は5倍近くに増加した。良質な映画やコンサートなどが供給されたことで、文化・娯楽のオンラインサービスは52.5%増えた。

 産業向けECが産業チェーンのレジリエンス(粘り強さ)を高めた。1~2月の重点モニタリング対象となる産業向けECサイトではプラスチックと電子機器の取引額がそれぞれ7.1%、6.7%増加した。AI技術によって生産とサプライチェーンの協調性が向上した。産業向けECサイトは大型AIモデルの導入を加速し、応用分野を運営・管理分野から産業チェーン全体へと広げている。

 「一帯一路」共同建設国とEC分野での協力を深める「シルクロードEC」協力先行区の建設が進み、電子船荷証券(eBL)の発行件数は40万件を超え、制度型イノベーションの成果の実用化が加速している。1~2月の重点モニタリング対象のECサイトでは、コロンビア産パッションフルーツが4.6倍、セルビア産ワインが3.2倍、シンガポール産コーヒーが91.6%増となった。

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