在フィリピン中国大使館、「スパイ」事案で厳正な申し入れ

在フィリピン中国大使館のホームページのスクリーンショット。(北京=新華社配信)

 【新華社マニラ1月26日】在フィリピン中国大使館の報道官は25日、フィリピンがいわゆる「中国スパイ」を逮捕したと発表したことに関し、「中国国民がフィリピンでスパイ活動に従事した」というのは全くの中傷、歪曲だとし、フィリピン側に厳正な申し入れを行ったと明らかにした。

 フィリピン国家捜査局はこのほど、法執行部門が武装部隊と連携して「中国スパイ事件」を摘発し、中国人1人をスパイ容疑で逮捕したと発表した。

 同報道官は次のように述べた。在フィリピン中国大使館は今回の事案を非常に重視し、直ちにフィリピン側に厳正な申し入れを行い、逮捕された中国人への領事面会を求めた。この中国人の家族とも連絡を取り、積極的に領事保護と協力支援を提供している。

 われわれはフィリピンに対し、事実に依拠し、推定有罪を行わず、雲をつかむような話で政治的に騒ぎ立てるのをやめ、法に基づき関係事案を公正に処理し、2国間の領事条約の義務を確実に履行し、大使館職員の領事面接を早急に手配し、在フィリピン中国人の合法的権益を確実に保障するよう促す。

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