中国、12年連続で世界最大のオンライン小売市場に

 江蘇省宿遷市沭陽県扎下鎮の芸川盆栽オークションセンターで、ライブ中継をしながら盆栽のオークションを行うキャスター。(1月31日撮影、宿遷=新華社配信)

 【新華社北京3月10日】中国商務部の唐文弘(とう・ぶんこう)部長助理(次官補)はこのほど、北京市で開かれた全国電子商取引(EC)活動会議で、2024年は全国のビジネスシステムで電子商取引(EC)の質の高い発展と各分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)が着実に進み、各種活動が大きな進展を遂げたと説明した。 

 24年のオンライン小売売上高は7.2%増加し、中国は12年連続で世界最大のオンライン小売市場になった。企業間ECはデジタル技術と実体経済を融合させる新たなルートを構築し、全国で500回近くの産業マッチングイベントを行い、EC機能を導入した産業地帯を2千カ所以上育成し、産業チェーンの調和のとれた革新を推進した。「一帯一路」共同建設国とEC分野での協力を深める「シルクロードEC」は新たな国際協力の余地をもたらし、パートナー国は33カ国に広がった。24年4月に発表された「デジタルビジネス3カ年行動計画(2024~26年)」の効果が出始め、ビジネスの各分野のデジタル化が着実に進み、「新たな質の生産力」(科学技術イノベーションが主導し、質の高い発展を促す生産力)を発展させる新たな原動力となった。 

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