頬にライター、首絞め…「驚かせようと」後輩に暴行の3曹ら3人、朝霞駐屯地が停職処分 被害者ら報告で発覚

後輩隊員に暴行、3等陸曹ら3人を停職処分=陸上自衛隊朝霞駐屯地

 陸上自衛隊朝霞駐屯地は28日、後輩隊員にライターを近づけたり、首を絞めるなどの暴行を加えたとして、いずれも同駐屯地第1施設大隊所属の3等陸曹男性(25)を停職6月、陸士長男性(24)を同5月、3等陸曹男性(26)を同1日の懲戒処分にした、と発表した。

 同駐屯地広報室によると、25歳の3等陸曹は2021年3月ごろ、同駐屯地で後輩隊員の頬にライターの火を近づけ、けがを負わせた。

 同陸曹と陸士長は同月ごろ、同駐屯地内の飲食店や薬局などが出店している厚生センターで、後輩隊員2人の首を絞めるなどの暴行を加えた。

 陸士長は同年3月ごろと6月下旬ごろ、同駐屯地内の独身寮で、後輩隊員を膝蹴りしたり、頭を平手打ちするなどの暴行を加えた。

 26歳の3等陸曹は同独身寮で、後輩隊員がペットボトル入り飲み物を飲んでいた際、ペットボトルを握り締め、飲み物を吹きこぼさせる暴行を加えた。

 被害者らの報告により事件が発覚。動機について、3人は「驚かせようと思った。ストレス発散のためだった。ふざけただけ」などと話しているという。

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