客1万人!4月ごろ再オープンへ ニジマス釣って食べられる大好評フィッシングパーク 観光の目玉に

包括連携協定を締結した神川町とマルキユー(同町提供)

 埼玉県神川町と釣り具メーカー「マルキユー」(本社・桶川市)が、町民サービスと地域の活性化を図る「包括連携協定」を締結した。神泉地区にある矢納フィッシングパークの運営がマルキユーに決まり、協定を結んだ。

 同パークは当時の神泉村が1990年にオープンさせた。代替わりをしながら地元住民が運営してきたが、高齢化が課題になっていた。これまでは4~11月にかけてニジマス釣りができ、釣った魚を炭火焼きにして食べることも可能。夏季限定のニジマスのつかみ取りは子供たちから大好評だった。2012年度は年間1万人が訪れた。新型コロナウイルス発生後は、来場者数が減少し、21年度は約3100人だった。現在、4月ごろの再オープンを目指し、準備を進めている。

 マルキユーは同パークの運営のほか、地域資源を活用した産業と観光の振興、教育や生涯学習などにも協力していく。

 締結式で桜沢晃町長は「フィッシングパークを魅力ある施設にしていただき、神川の観光施設の目玉の一つとして育てていただきたい」とあいさつ。岡田信義社長も「これまでのノウハウを生かし、神川町の地域振興に貢献し、釣り堀以外でも協力をしていきたい」と話した。

© 株式会社埼玉新聞社