大行列、開始前から!1時間待ちも 埼玉・こしがや産業フェス、名物の直径2メートル大鍋「鴨ネギ鍋」復活

直径2メートルの大鍋で作られたこしがや鴨ネギ鍋=27日午前、越谷市増林

 埼玉県越谷市の商工業をPRする「こしがや産業フェスタ2022」が27日、総合体育館周辺で行われ、直径2メートルの大鍋で振る舞う名物の「こしがや鴨ネギ鍋」が3年ぶりに復活した。

 カモ肉のつくねや野菜、キノコ類をしょうゆベースのだしで煮込み、仕上げにカモロースと焼きねぎを添える。市内にある宮内庁鴨場の「鴨」と江戸時代からの市特産「ネギ」にちなみ、市商工会青年部(当時)が2005年に考案した。

 この日は午前10時の販売開始前から大行列。1杯200円で約5000人分が振る舞われ、来場者は湯気をかきわけながら夢中で頬張った。

 約1時間並んだという松伏町の今井ちよ子さん(57)は「カモ肉がやわらかくておいしい。今年は食べることができて、本当にうれしい」と心も温まった様子で話していた。

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