嫌がっているとは…教育実習生にわいせつ行為、小学校教諭を懲戒 校長指導も最終日に連絡先交換、翌日に…

埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 埼玉県教育委員会は22日、東部地区の公立小学校で教育実習をした20代の大学生女性にわいせつ行為をしたとして、同校の男性教諭(24)を減給3月の懲戒処分にしたと発表した。教諭は同日付で依願退職した。

 県教育局小中学校人事課によると今年6月、女性の実習期間最終日に教諭から声をかけて連絡先を交換。翌日、飲食店で2人で会食してホテルに誘い、店を出た後に路上でキスや胸を触るわいせつ行為をした。女性は誘いを断ったが、教諭は「言葉での同意はなかったが嫌がっているとは思わなかった」と説明したという。

 女性が小学校の校長に相談したことで発覚。同校では教職員に、教育実習生と交流サイト(SNS)などの連絡先を交換することを控えるよう指導していたという。

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