<聖望学園>センバツ覇者へ気合十分 着々と準備「最後まで集中」 あす大一番・大阪桐蔭戦

大阪桐蔭戦に向けてバント練習する聖望学園の選手たち=12日午後、兵庫県尼崎市のベイコム野球場

 10日の初戦を突破した聖望学園は12日、午後1時から兵庫県尼崎市のベイコム野球場で約2時間の練習を行った。

 ウオーミングアップの後、野手陣はシートノックを約30分間実施。ベンチ前から様子を見ていた岡本監督は「打球を捕る時は大きな声出して」と外野まで届く声で選手たちを鼓舞していた。その後はエンドランやバントなど、走者を置いた実戦形式に近い打撃練習で汗を流した。

 エース岡部を除く投手陣は、ブルペンで投球練習を行った後、野手陣の打撃投手としてマウンドに上がった。エース岡部は、グラウンド脇でウエートトレーニングに取り組んだ。

 11日を完全休養日としただけに、選手たちの動きにはキレがあった。時折、グラウンドからは「一球、一球集中していこうぜ」と選手同士で声をかけ合う様子があり、大阪桐蔭戦に向けて準備を整えている。

 練習に先立ってオンライン取材に応じた岡本監督は「『次も精いっぱい、力を出して自分たちの野球をやろう』と選手たちに伝えたい」。練習前に選手を集めてミーティングを行い、ハッパをかける様子が見られた。

 大阪桐蔭戦に向け、主将の江口は「全員隙がないから、弱いところを見せたら一気にいかれる。最後まで集中しないといけない」と意気込んだ。

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