今夏は全出場校で開会式 高校野球埼玉大会 吹奏楽、チアの応援も容認へ 6月15日抽選会、7月8日開幕

県大会、全出場校で開会式

 埼玉県高校野球連盟は27日、上尾市のスポーツ総合センターで、第104回全国高校野球選手権埼玉大会の第1回運営委員会を開き、大会期間を7月8~26日にすることなどを決定した。参加校数は159校の見込みとなった。

 組み合わせ抽選会は6月15日、レイボックホール(さいたま市民会館おおみや)で行われる。開会式は7月8日、県営大宮で午前11時から、3年ぶりに全出場校が参加して実施する予定。決勝は同26日に行われ、優勝校が全国高校野球選手権(8月6~22日・甲子園)に出場する。

 試合会場は県営大宮など計9球場。シード校は春季県大会の16強以上が対象で、第1シード(Aシード)は同優勝の浦和学院。準優勝の山村学園が第2シード(Aシード)に収まる。4強の上尾と市川越はBシードの第3、4シードに入り、8強がCシード、16強がDシードとなる。

 選手宣誓は104回大会にちなみ、抽選会で104番のくじを引き当てた主将が務める。

 今大会は、雨などで試合が中断した場合、翌日以降に中断時点から試合を再開する「継続試合」は導入しない。大声での応援は禁止。拍手やメガホンをたたいての応援が中心で、吹奏楽、チアリーダーの応援を認める方向で検討している。

 7月8日の開会式と開幕試合は入場無料。同9日以降の全ての試合が有料有観客で行われる。入場料は一般500円、身分証明書を提示した中高生は200円。入場時に入場者カードの提出、検温とマスク着用が必須。

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