古里の魅力 “かるた” で楽しく 大村高生23人が制作 26日に児童向け実演大会

大村市の魅力をテーマに制作した「おおむらかるた」をPRする生徒=大村高

 大村市久原1丁目の県立大村高(原昌紀校長)家政科2年の生徒23人が、大村の魅力をテーマにした「おおむらかるた」を制作した。26日、ミライon図書館(東本町)で小学生らを対象にした実演大会を開き、お披露目する。
 生徒は1年時、授業の一環で学校周辺を地域住民と歩きながら、大村の歴史や文化などを学習。「大村の良さを多くの子どもたちに遊びながら学んでほしい」と、昨年3月からかるたの制作を始めた。
 「ゆでピー なんのことかわかるかな」「なごしまつり おおむらにぎわうなつのよる」など、大村の歴史や文化、名所を「あ」~「わ」までの読み札と絵札計44組にまとめた。読み札はクラス全員で考えたが「同じ大村でも出身地区によって知らないことがあった」と生徒らは振り返る。絵札も絵が得意な生徒が手描きした。
 小学生が地域のことを学ぶ教材として役立ててほしいとしており、読み札と絵札は現在も改善を続けている。杉本沙杏羅さん(17)は「読み札を考えるのが大変だったけど、みんなで意見を出し合って作り上げた。楽しく遊んで『大村にこんなものがあったんだ』と知ってもらえたら」と話した。
 市歴史資料館と市立図書館の協力を得て開く実演大会の参加者を募集中。ミライon図書館多目的ホールで26日午前10時半~正午、午後1時半~3時で、参加無料。当日受け付けも可。
 大会の問い合わせは市歴史資料館(電0957.48.5050)。

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