潮風でふわり「波の花」 五島・三井楽の海岸 長崎

岩場にできた「波の花」=五島市三井楽町

 長崎県五島市三井楽町渕ノ元の海岸で、岩場に打ち付けられた波が白く泡立つ「波の花」が見られる。時間が経つと徐々に薄い黄色や茶色に変化。時折、潮風にあおられ、花のようにふわりと舞う。
 波の花は、海中のプランクトンや海藻類などが波にもまれ、混じり合ってできる自然現象。北陸など冬の日本海の風物詩とされる。
 同市の鐙瀬(あぶんぜ)ビジターセンターによると、五島でも北西の季節風が強くなるこの時季、地形など一定の条件下で発生しやすいという。


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