子どもたちを笑顔に 児童養護施設へ恵方巻き100本贈る 長崎「握りのはやし」

恵方巻き作りに励む林さん(右)ら=長崎市、握りのはやし

 長崎市葉山2丁目のすし店「握りのはやし」は3日、市内の児童養護施設3カ所に恵方巻き計100本を贈った。
 2年続けての取り組み。店主の林健一さん(39)は「子どもたちから『また来年もつくってね』とたくさんの手紙をもらってうれしかった。次もやるぞと気合が入っていた」。2日夜から作業を開始。販売用を作りながらプレゼント用の準備を進めた。
 仕上げたのは8種類の恵方巻き。親しい飲食店からの協力もあり、豚肉や揚げ物などを取り入れたメニューにも挑戦した。かんぴょう、シイタケなど従来の具材は食べ慣れていない子どもも多い。林さんは「チキン南蛮やエビフライの恵方巻きも入れることができた。食べて笑顔になってもらえれば」と期待していた。


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