「暮らしのそばに、ほら世界。」 長崎市の魅力 ラッピングバスでPR 

観光マスターブランドのデザインを施したバス=長崎市松ケ枝町

 重層的な長崎市の魅力を統一的に表現しようと、同市が昨年策定した「観光マスターブランド」をデザインしたラッピングバスのお披露目会が2日、同市内であった。
 長崎国際観光コンベンション協会(DMO NAGASAKI)と長崎自動車が企画。ブランドスローガン「暮らしのそばに、ほら世界。」やロゴマーク、誘客プロモーションのフレーズ「長崎で、会いましょう。」などを施している。
 豊饒(ぶにゅう)英之DMO推進本部長は「長崎は交流によって生まれ、各所に交流の歴史を感じる建物、食文化、人の温かさがある。市民にも改めて認識してほしい」、長崎自動車の久野隆紹取締役は「観光客だけでなく、市民の方もブランドを知って、共に観光をつくる一助になれば」とあいさつ。同市文化観光部の股張一男部長は「市民一人一人が発信するきっかけになれば」と期待を寄せた。
 同バスは1台で、1月下旬から運行を開始。長崎空港線エアポートライナーやながさき観光ルートバスなどとして2025年1月まで走る予定。

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