「安全と安心守る」 長崎県警察学校卒業式 23人が新たな一歩

卒業生を代表し答辞を述べる秋丸巡査(手前)=長崎市、県警察学校

 長崎市小江原5丁目の県警察学校(松岡隆校長)で1日、初任科長期課程(高卒程度)第512期の卒業式があった。昨年4月から10カ月間の訓練を終えた23人(男性16、女性7)が新たな一歩を踏み出した。
 松岡校長は卒業生のこれまでの努力をねぎらい「いかなる困難にも正面から立ち向かう勇気を持ち、一つ一つ試練を乗り越えてほしい」と激励。中村亮本部長は「常に県民の立場で考えることが求められる。温かく親切に対応できる警察官となることを期待する」と訓示した。
 卒業生を代表して秋丸沙貴巡査(20)が「県警の新しい風となり、県民の安全と安心を守るため職務にまい進する」と力強く答辞を述べた。佐世保署に配属される富森稜巡査(19)は取材に「同期同士励まし合って協力してきた。(今後は)県民に寄り添える警察官を目指す」と話した。23人は県内8署に配属され、交番勤務に当たる。


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