ハウステンボス「歌劇大劇場」3月誕生 現在の4倍、1000人収容

ウインズ佐世保のホールを活用した新劇場「ハウステンボス歌劇大劇場」のイメージ(ハウステンボス提供)

 長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)は開業30周年の最後を飾る事業として、歌劇団「歌劇ザ・レビューハウステンボス」の新たな専用劇場「ハウステンボス歌劇大劇場」を3月17日にオープンさせる。現在の常設劇場「ミューズホール」の約4倍となる約千人の座席数を備える新たな拠点が誕生する。
 新施設はHTBに隣接する日本中央競馬会(JRA)の場外馬券発売所「ウインズ佐世保」のホールを活用。ステージ上の階段や両サイドの花道などを整備し、歌劇場としての機能を高める。3月16日にこけら落とし公演を開催。歌劇団は2013年の結成から10年目を迎え、現在6チームで活動。さらに充実した舞台演出で、新作となるエンターテインメントショーを届ける。
 歌劇団は同日から「ハウステンボス歌劇団」と名称を変更。HTBは14年に「ハウステンボス歌劇学院」を開校。20年には福岡市に専用劇場を開設している。ミューズホールでの公演は3月12日が最後となる。
 また、人気アトラクション「ホライゾンアドベンチャー」をリニューアル。オランダで発生した自然の猛威を体験し、水の大切さを伝える施設。照明や音響などを一新する。
 HTBは「感謝をテーマに30周年記念事業を実施。支えてくださるお客さまに感謝しながら、新しい魅力の発信につなげたい」としている。

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