省エネチャレンジでCO2削減 プール4.3杯分 長崎県内小学生2166人取り組む

 長崎県は11月30日、県内の小学生2166人が7~9月に「僕の・私の省エネチャレンジ」に取り組んだ結果、二酸化炭素(CO2)排出量を推計2682キロ削減したと発表した。25メートルプール4.3杯分に相当し、電気代に換算すると22万9160円の節約になった。
 県は2018年から、温暖化の原因や影響を解説する教材「我が家の省エネ日記」を小学4~6年に配布している。136校の児童が自分で2週間の期間を決め▽エアコンを適切な温度設定にする▽見ていないテレビを消す-などの5項目から選択。「使わない部屋の照明を消す」が最も多く1713人だった。
 これとは別に、1123人が、それぞれが考えた独自の省エネにも挑戦。▽部屋の温度が上がらないよう、カーテンを閉めたりすだれをかけたりする▽エアコンを使うときは、使いたい部屋のドアを閉める-などに取り組んだ。
 県地域環境課は「無理のない範囲ですることが大事。家族で省エネを考えるきっかけとなり、日常化してもらえれば」としている。


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