少年事件の記録廃棄問題 最高裁が調査へ 長崎の男児誘拐殺害事件も対象に

 重大少年事件の記録廃棄問題で、最高裁は29日、廃棄した経緯や原因などを個別に調査する事件について長崎市の男児誘拐殺害事件(2003年)も対象になると明らかにした。
 最高裁は28日、佐世保市の小6女児同級生殺害事件(04年)など全国で廃棄された50件余りの事件記録について経緯などを調査することを決定。長崎家裁はこれまで、長崎市と佐世保市の2事件の記録廃棄の経緯について「当時の判断過程を検証することは困難」として調査を打ち切る考えを示していた。


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