着陸事故を想定 対馬空港で総合訓練 自衛隊など110人参加

小型機に見立てたワゴン車(奥)から負傷者役を救出する消防士や自衛隊員ら=対馬空港

 航空機の着陸事故を想定した消火救難総合訓練が5日、長崎県対馬市美津島町の対馬空港であり、県対馬振興局や消防、自衛隊などの15機関約110人が緊急時の対応を確認した。
 事故に備え、関係機関の連携強化を図る狙い。対馬空港に向かった小型機が着陸間際に突風に襲われ左翼が滑走路に接触、バランスを崩して出火、炎上した-との想定。
 消防車両が消火活動に当たる中、自衛隊員や消防士らが、小型機に見立てたワゴン車から負傷者役を救出。容体を確認しながら、テントに運んだ。
 訓練後、同振興局の陣野和弘局長は「改善・反省すべき点を職場や関係機関で相談、連絡することが、より迅速な活動につながる」とあいさつした。


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