-何に取り組むか。
現状はWEリーグに関する情報が入ってこないことが一番の課題だと感じている。いかに自然と情報が入ってくるようにできるか。そこ次第でスポンサーが増えるし、選手に還元できる。取り組むのはスポンサー企業を増やすことだが、そのためには組織がしっかりしていないといけない。地味な作業ではあるが、いい循環を生み出すために大事かなと思う。
-V長崎の社長を務めた経験が生きるか。
JリーグとWEリーグで似ている部分と異なる部分がある。近い部分でいうと、サポーターの愛をどれだけ集められる存在になれるか。WEリーグの11クラブ中7クラブはJクラブを持っているが、Jクラブと同じくらいの愛を受ければ会場に来てもらえる。女子ならではの面白さは、競技を理解しやすいし、とてもフェア。男子は激しさやパワーが魅力だけど、女子は技術で戦うすがすがしさがある。男子より劣っているという概念を変えたい。
-WEリーグのクラブは本州に集中している。日本中に浸透させるためのアプローチは。
女子サッカーは、例えば「あの選手はかっこいいから憧れる」とかが男子よりも起こりやすいと思う。応援するのは必ずしも地元のクラブでなくてもいい。例えば公式戦をホームアウェー以外の地域でやるとか、触れる機会を広げれば認知度も上がるのではないか。