「国葬の強行」厳しく批判 反核9の日座り込み 13日から3週にわたり反対集会

安倍元首相の国葬に反対の声が上がった反核9の日座り込み=長崎市、平和公園

 核兵器廃絶や世界平和を訴える「反核9の日座り込み」が9日、長崎市松山町の平和公園であった。安倍晋三元首相の国葬について、県平和運動センター被爆者連絡協議会の川野浩一議長は「岸田政権が国会で議論せず実施を強行することは問題。厳しく批判しなければならない」と語った。
 国葬を巡っては、同センターを含む県内の被爆者団体など30団体が13日から国葬当日の27日まで、3週にわたり長崎市内で反対集会を開く。
 川野氏は、新聞各紙の世論調査でいずれも反対意見が多数になっていたと紹介し「多くの国民が国葬に疑問を持っているのは事実。最低でも国会で審議すべきだった。何の根拠もなく憲法違反だ」と糾弾した。
 座り込みは県平和運動センターなどが主催し480回目。被爆者ら約80人が参加した。


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