「スカジャン」トップバッター THEイナズマ戦隊・上中丈弥が思い語る

スカジャンへの意気込みを語る上中=長崎市栄町、エフエム長崎

 8月20、21の両日に長崎市の稲佐山公園野外ステージで開かれる野外音楽フェス「SkyJamboree2022~one pray in nagasaki~」(長崎新聞社など後援)に出演する「THEイナズマ戦隊」のボーカル、上中丈弥が本番を前に来崎。「スカジャン」に込めた思いなどを聞いた。

 -11年ぶり7回目の出演になる。長崎の印象は。
 2003年に初出演したときはメジャーデビューしたばかり。当時は何をやっても受けなかったが、スカジャンのお客さんがようやくイナズマ戦隊の音楽を受け止めてくれたように感じた。長崎によく来るようになり親友もできた。長崎がめちゃめちゃ好き。つながりも深い。

 -2日間のイベントの盛り上がりを左右するトップバッター。意気込みを。
 選んでもらえて光栄。できるだけ盛り上げ、聴かせる歌は聴かせて四十路(よそじ)バンドの頑張りを喜んでもらえるようなステージにしたい。出演者の顔ぶれは、スカイジャンボリーらしく色とりどり。一緒に盛り上げていきたい。

 -昨年も出演を予定していたが新型コロナウイルス感染拡大で中止となった。コロナとどう向き合っているのか。
 コロナとは仲良くやっていくしかない。ビクビクし過ぎても仕方ない。(コロナ禍のライブで)お客さんがルールを守って声を出さずに手拍子を送ってくれ、マスク越しでもその表情が分かった。ステージに立つ側と観客も元に戻りたいという思いがあり、協力してライブを作り上げていくという感じ。お互い、求めるものがそこにある。だからライブはこれからも続いていく。

 -1997年に結成し、25年になる。手応えは。
 いろんな人の支えがあったから続けることができた。「頑張ろうぜ」「生きていこうぜ」そんな思いを込めたメッセージソングが多い。コロナ禍で作った「世明けのうた」もそう。良いことはそうそうないが、悪いことばかりでもない。自分たちの人生を使って表現できている。スカジャン初出演の時に演奏し、盛り上がった「応援歌」はイナズマ戦隊の表題曲。あのころのような気持ちで歌い、メッセージを届けたい。


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