長崎市、ドライブスルー抗原検査センター開設 休日と平日夜間専用

 新型コロナウイルス感染者の急増を受け、長崎市は16日、長崎みなとメディカルセンター(同市新地町)の駐車場棟に休日や夜間専用の「ドライブスルー抗原検査センター」を開設した。
 田上富久市長が記者会見で明らかにした。平日・土曜の午後6時~10時と日曜・祝日の午後1時~5時、車に乗ったまま抗原検査を受けることができる。検査費は無料。市民または市内に通勤通学している中学生以上を対象とし、車で入退場できる人に限定。当面9月上旬まで継続する。
 休日や夜間に軽い症状や検査目的での受診が増え、救急医療に影響が出ており、医療提供体制を確保するための措置という。オンラインで会見に出席した長崎みなとメディカルセンターの門田淳一院長は「救急外来が逼迫(ひっぱく)しており、緊急性の高い医療ができなくなっている」と危機感を示した。


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