「ごみの出し方」AIで説明 諫早市がLINEで新サービス

家庭ごみの分別についてチャットボット機能を付けるなどした新しい公式LINEの画面

 長崎県諫早市が7月、公式LINE(ライン)をリニューアルし、メニューを拡充したほか、家庭ごみ分別について「チャットボット(自動対話システム)」機能を付けるなど新サービスを始めた。情報発信の強化で利便性向上を図り、さらなる登録者増を目指す。
 2018年8月に運用を始めた公式LINEは友だち登録が2万7千人を超え、県内市町では最多。随時配信している週末お出かけ情報など、親しみやすい内容で人気という。
 一覧表のメニューに、「市ホームページ(HP)」や「広報諫早」「休日当番医」「高齢者ささえあいネット」などを新たに追加するなど、コンテンツをこれまでの6から18に拡充。従来あった新型コロナや防災に関する内容も充実した。
 担当課に毎日、20件程度問い合わせがあるという「ごみの出し方」については、人工知能(AI)によるチャットボットで対応。分別ごみの収集日を忘れないよう、前日に通知するサービスもある。
 新サービスの利用には受信設定が必要。市は「『諫早暮らしをもっと便利に』がキャッチコピー。市民の満足度を高め、交流人口拡大、移住・定住につなげたい」としている。

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