五島市「旅キャンペーン」 独自の宿泊助成、国・県の制度と併用可 5月10日から

「“今だ!!五島へ行こう!!”旅キャンペーン」のロゴマーク

 五島市は、観光客を呼び込むため、市独自の「“今だ!!五島へ行こう!!”旅キャンペーン」を、「五島の日」の5月10日から始める。市内での2人以上の宿泊旅行商品に対し、1人1泊代金の50%(最大5000円)を助成する。9日から予約を始める。
 同様のキャンペーン事業を実施している県内自治体の中で、割引幅は最も大きい。国や県の助成制度との併用もできる。
 感染予防対策の認証制度「チーム・ナガサキ・セーフティー」に登録した宿泊施設の利用者が対象。新型コロナウイルスワクチンの3回目接種証明またはPCR検査などの陰性証明が必要。同一施設への宿泊は1カ月2泊まで。助成は来年2月末の宿泊分までで、予算枠がなくなり次第終了する。
 観光業は同市の基幹産業だが、2020年の観光客数はコロナ禍の影響で約12万4千人と過去最高だった19年から半減。宿泊者数も激減した。21年も低迷が続いた。市は関連産業への波及も期待されるとして、同キャンペーン事業費1億800万円を計上。2万人以上の来島と7億5千万円の経済効果を見込む。
 対象の宿泊施設など詳細は、市の観光サイト「五島の島たび」に掲載を予定。問い合わせは同キャンペーン事務局(電050.5357.8700)。

 


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