「SDGsの考え広がるきっかけになれば」 クリアファイル回収ボックス設置 対馬市

市役所本庁舎や各行政サービスセンターなど市内11カ所に設置したボックス

 国連の持続可能な開発目標(SDGs)実現に向け、長崎県対馬市は市役所本庁舎や各行政サービスセンターなど市内11カ所に設置したボックスで、家庭や職場で使われていないクリアファイルを回収している。31日まで。
 市は昨年、事務用品などを手掛ける通販大手アスクルとSDGs連携協定を締結。協定に基づく取り組みで、廃棄物や二酸化炭素(CO2)削減につなげようと初めて企画した。回収したクリアファイルは同社へ送られ、再生プラスチック製品の原料になる。
 日ごろの生活や仕事の中でよく使うものの、少し汚れたり傷ついたりするとつい新しいものを使いがちなクリアファイル。市の担当者は「身近にあるものを通し、SDGsの考えが広がるきっかけになれば」。


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