【18日】長崎県内コロナ過去最多290人 佐世保で114人、クラスター8件

左から18日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況(17日午後7時現在)

 長崎県内で18日、過去最多の290人が確認された新型コロナウイルス感染者。このうち佐世保市では過去最多となる114人を確認した。新規61人、陽性者関連39人で、14人は確認中。市は計8件のクラスター(感染者集団)とみられる事例を同日までに把握した。8件の累計感染数は72人で、内訳は二つの事業所関連、同窓会や新年会など会食関連が5件、飲食店利用客らによる事例が1件。市はクラスターについて「感染者数が多く、参加者数など詳細な確認は取れていない」としている。
 また同市教委は関係者1人の陽性が判明した市立学校について、該当する1学級を18日は学級閉鎖したと公表。19日以降については、市保健所の調査を踏まえて判断するという。
 米海軍佐世保基地の立神港区で働く30代男性1人、40代男性2人の基地従業員の感染も分かった。
 県立保健所管内で感染が確認されたのは116人で新規は20人、陽性者関連は18人、調査中は78人。このうち諫早市の30代女性団体職員は県庁3階に勤務。職員は感染者の接触者として12日以降出勤しておらず、業務で県民との接触はないという。
 長崎市の60人のうち新規は8人、市内の陽性者関連が10人、残る42人の感染経路は確認中だという。新市庁舎建設工事に従事する県外事業者の50代男性従業員が感染。直近の勤務は14日で接触者を確認している。 県は16日時点のワクチン接種状況も公表。1回目は80.1%、2回目は78.9%。3回目は1万6380人が終えた。


© 株式会社長崎新聞社