立民新代表に泉氏 「提案型野党を象徴」 長崎県関係議員ら歓迎

立憲民主党代表選で投票する山田県連代表(左から2人目)=東京都内

 30日の立憲民主党代表選で、長崎県関係衆院議員の山田勝彦、末次精一両氏(比例九州)は、新代表となった泉健太氏の推薦人に名を連ね、応援活動を続けてきた。2人は「世代交代を印象づけ、提案型の野党を象徴するトップだ」と期待した。
 臨時党大会の会場となった東京都内のホテル。午後3時10分すぎ、決選投票の末、泉氏が新代表に選出されると山田、末次両氏とも壇上の泉氏に大きな拍手を送り、代表選を共に戦った喜びを分かち合った。
 山田氏は世代交代と提案型野党を進める泉氏の考えに共感。「衆院選では『立憲民主は批判ばかり』との声がついて回った。そのイメージを変えてくれる代表として、泉氏が最もふさわしい」と話した。
 末次氏は「決選投票はどちらに転ぶか分からなかったので本当に良かった」とほっとした表情。若さや経験を挙げ「政権担当能力がある党だと強くアピールしてほしい」と求めた。
 県連からは山田朋子代表が上京し、決選投票では泉氏に投票。山田代表は泉氏が旧国民民主党出身であることに着目し「党代表就任が今後の再合流などのきっかけにもなるのでは」と語った。
 赤木幸仁県連幹事長は、枝野幸男氏(前党代表)ら旧民主党執行部の流れとは違う若手のトップ就任に「新しい時代に入った。地方にも新しい風を吹き込んでもらえる」と歓迎した。

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