JR九州 新観光列車「ふたつ星」のデザイン発表

新しい観光列車「ふたつ星4047」の外観デザイン(©)Don Design Associates

 JR九州は26日、2022年秋の九州新幹線長崎ルートの暫定開業に合わせ、武雄温泉-長崎間で運行を始める新しい観光列車「ふたつ星4047」のデザインを発表した。「西九州の海めぐり列車」というコンセプトに沿い、外観は白を基調に金色のロゴとラインを配置。西九州の海や自然に映えるデザインにした。
 豪華寝台列車「ななつ星in九州」を手掛けた水戸岡鋭治さんが担当した。青柳俊彦社長は同日の定例会見で「きらきらとした海の輝きのような感じで、西九州の海のイメージにぴったりだ」と述べた。
 3両編成で、2号車は乗客が自由に利用できるビュッフェ・ラウンジ車とし、販売カウンターを設けて客室乗務員が沿線の軽食や飲み物、スイーツなどを販売する。全席指定で定員は80人程度。車両は観光列車「はやとの風」(鹿児島中央-吉松)などを改装する。これに伴い、はやとの風は本年度で運転を終了する。
 ふたつ星4047は武雄温泉から長崎、長崎から武雄温泉の二つのルートを、土日祝を中心にそれぞれ1日1本運行。乗車券と指定席特急券で乗車できる。
 はやとの風は九州新幹線鹿児島ルートの部分開業に合わせて04年3月に運行を始め、現在は乗客減などを理由に運休中。12月~来年3月に運転を再開する予定。


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