喜々津小PTAが文科大臣表彰 諫早市長に報告

PTA活動を紹介する樋口前会長(中央)と富永会長(左)=諫早市役所

 長崎県諫早市立喜々津小PTAが本年度優良PTA文部科学大臣表彰を受け、関係者が25日、市役所で大久保潔重市長に報告した。
 優秀な実績を上げている全国のPTAを毎年、表彰。本年度は7月に発表があった国公立幼稚園・認定こども園などのPTAを除き110団体が選ばれ、県内からは同PTAと長崎市立西坂小育英会の2団体が受けた。19日に東京で表彰式があった。
 同PTAは、「PTA活動は親の学びの場でもある」ことを伝え、身近に感じてもらおうと広報誌で取り組みを積極的に紹介。地域住民や保護者らが講師を務める体験学習「楽校へ行こう」を開催しているほか、図書ボランティア「おはなしの会」と連携した情操教育、保護者による「キャリアアップ講演会」などさまざまな活動を続けている。
 富永直美会長と樋口究前会長、金子友久校長が市役所を訪問。昨年度まで7年間、PTAをまとめた樋口前会長は取材に「(活動を通じて多くの保護者が)課題を共有し、相談できる仲間づくりができればと思う。誰もが参加しやすい活動を模索しながらさらに活性化させてほしい」と述べた。富永会長は「PTA活動は難しいというイメージがあったが、やってみると楽しかった。樋口前会長が築いた活動をほかの会員にも協力してもらいながら発展させたい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社