通院や買い物の足に「オレンジバス」運行 壱岐・初山地区

運行開始した「オレンジバス」=壱岐市

 長崎県壱岐市郷ノ浦町初山地区でコミュニティーバス「オレンジバス」の運行が始まった。同地区と県壱岐病院間を1日4往復し、登録者約60人が通院や買い物の足として利用している。コミュニティーバス導入は同市で初めて。
 同地区は、市の公共交通再現実施計画重点地区。通院や買い物の移動手段としてコミュニティーバス導入を求める声が上がり、2020年12月に発足した同地区まちづくり協議会(後藤義次会長)などで議論を重ねていた。
 市が保有する車両(9人乗り)を活用し、同協議会オレンジバス運行部会(坂口鉄男部会長)が管理・運営。19日に運行開始した。愛称は公募で川上兼雄さん(75)の「オレンジバス」が採用された。オレンジは同地区のシンボルカラー。
 料金は75歳以上、小学生、身体障害者が100円。それ以外は居住地域により200~300円。土・日・祝日、年末年始は運休。後藤会長は「バスは地域にとって必要不可欠。登録者を増やしていきたい」と話した。

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