「飲食店経営」想定で県立大生 キャッシュレス決済の理解深める

飲食店を経営する想定でグループワークに取り組む学生ら=県立大佐世保校

 「キャッシュレス決済」など金融を学ぶ経済教育授業がこのほど、長崎県佐世保市川下町の県立大佐世保校であり、同大地域創造学部の学生約40人がグループワークなどを通じて理解を深めた。
 金融リテラシーの向上を目的に福岡財務支局長崎財務事務所が実施。クレジットカードや電子マネー、モバイル決済など学生にとっても身近なキャッシュレス決済をテーマに設定した。
 学生らは複数のグループに分かれ「佐世保で飲食店を経営する」想定で、業種や店が導入する決済方法について話し合った。決済方法については「現金は手数料がかからない」「(キャッシュレスなら)支払いの手間が不要」といった双方のメリット、デメリットに関する意見が出た。また「外国人が多いのでキャッシュレスの利用率は高い」など地域特性への言及もあった。
 2年の後小路隼登さん(21)は「これまであまり金融に興味がなかったが、生活にどれだけ関わっているのか考える機会になった」と感想を口にした。

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