させぼ山手研究会 斜面地の空き家活用を考える研修会開く

斜面地の空き家や空き地の活用方法などを考える研修会=させぼ市民活動交流プラザ

 斜面都市の佐世保を研究する市民グループ「させぼ山手研究会」(松尾俊代表)は18日、長崎県佐世保市戸尾町のさせぼ市民活動交流プラザで、斜面地にある空き家や空き地の活用方法などを考える研修会を開いた。
 市職員など約30人が参加。長崎地方法務局佐世保支局の岩永知洋氏と佐世保不動産の廣瀬章博氏が講演した。
 岩永氏は土地の境界や面積などを把握する地籍調査や、地図の作製作業などについて説明。廣瀬氏は斜面地の空き地を畑にして、農作業を通じたコミュニティーを醸成し、空き家を人が集える場所として活用するといったアイデアを紹介した。
 廣瀬氏は「課題がユニークさを生み、それが佐世保の特色になるチャンスだと思う」と話した。

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