松浦で今福神社例大祭 みこし町内を巡る

今福くんちでみこしを囲み、祭り気分を楽しむ児童=松浦市今福町

 長崎県松浦市今福町の今福神社(早田伸次宮司)で15日、例大祭(今福くんち)があり、みこしが町内を巡った。
 コロナ禍で疲弊している地域を元気づけようと、昨年に続き規模を縮小して開催。「和一処(わいっしょ)」などの出し物は今年もすべて中止した。
 例大祭では午前中に神事があり、密を避けるため屋外で平戸神楽や巫女(みこ)舞などを奉納。午後からは神職や神社総代、町青年部の有志ら約50人が台車に乗せたみこしを引き、祭りばやしを奏でながら、同神社から元浦地区の恵比須神社を折り返す約3キロのコースを練り歩いた。
 みこしが通る道筋では町民がさい銭などを納めながら見物。同神社近くの今福小(加藤洋一校長)では休み時間の児童がみこしを囲み、祭りの気分を楽しんでいた。

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