「よく頑張った」 東京五輪サッカー準決勝 OBら、森保監督に大きな拍手

森保監督率いる日本の勝利を信じ、試合を見守る長崎日大高サッカー部OBら=諫早市、パブNABLA

 東京五輪でサッカー男子日本代表が準決勝に臨んだ3日、森保一監督(52)=長崎日大高出身=の地元関係者が、テレビ画面越しに熱戦を見守った。延長の末に惜敗したが「本当によく頑張った」と大きな拍手を送った。
 同校サッカー部OBら十数人が諫早市本町のパブNABLAに集まった。マスク着用や消毒の徹底など感染症対策をした上で観戦。壁には「我らが誇り 森保一」と記された横断幕を掲げた。
 強豪スペインとの一戦は序盤から押し込まれる場面も目立ち、ピンチをしのぐたびに安堵(あんど)のため息。延長後半に失点しても「まだ時間はある」と奇跡を祈り、指揮官にふるさとからパワーを送り続けた。
 1学年先輩の園田智也さん(54)は「最後まで粘り強く、彼のサッカーに対する誠実さが出た試合だった」。OB会の森脇裕会長(66)は「惜しかったが(長崎市出身の)主将の吉田麻也も含めて長崎の人間として誇らしい。まだ3位決定戦がある。ぜひメダルを持ち帰ってほしい」と次に期待を寄せていた。

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