長崎県の平均身長 全国下回る 文科省 2020年度学校保健統計調査

本県の平均身長・平均体重と全国平均の比較(2020年度)

 文部科学省が28日に発表した学校保健統計調査の結果によると、長崎県男女の平均身長は16歳男子を除く各年齢で全国平均を下回っており、16歳男子は全国平均と同じだった。本県の平均体重は、男子が15~17歳の各年齢で、女子は5、13~17歳の各年齢で全国平均を上回った。
 調査は20年4月1日から21年3月31日までに実施した健康診断の結果に基づき集計。例年4月1日から6月30日に健康診断をするが、新型コロナウイルスの影響による健康診断期間の延長に伴い、調査期間も延長した。
 調査実施以来、平均身長は6歳男子(116.8センチ)と16歳男子(170.2センチ)が過去最高だった。平均体重は9歳男子(31.7キロ)、5歳女子(19.1キロ)、6歳女子(21.3キロ)、10歳女子(34.9キロ)、14歳女子(51.1キロ)が過去最高。県の担当者は「例年と調査期間が異なるため、過去のデータと単純に比較することは難しい」と話している。
 性別・年齢別の身長別標準体重から算出した肥満度が20%以上の「肥満傾向児」の割合は男女別にみると、17歳男子が16.16%、17歳女子が12.04%で最も高かった。


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