早咲きのハス 表情豊かに開花  8月初旬まで見ごろ 諫早・唐比

見ごろを迎えたミセススローカム=諫早市、唐比ハス園

 長崎県諫早市森山町の唐比(からこ)ハス園で、早咲きのハス「ミセススローカム」や「王子蓮」などが見ごろを迎え、訪れる人の目を楽しませている。
 地元有志でつくる「唐比すいれんの会」(山下信義会長)が手入れや管理を行っている約2.5ヘクタールの湿原でハス十数種、スイレン5種が順次開花。同会によるとハスは6月中旬から咲き始め、8月初旬まで楽しめそうだという。
 市内から撮影に訪れた田川ケイ子さん(85)は「訪れる時期や天気によって花の表情が違って見え、何度訪れても飽きないのが魅力。トンボなどの生きものも多く楽しめるのでまた来たい」と話した。
 園内には約1キロの木製の遊歩道があり、車いすやベビーカーなどでも花を近くで観賞できる。毎年7月に開催している唐比ハス祭りはコロナ禍により中止。

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