茅の輪くぐって無病息災を祈願 雲仙・橘神社

茅の輪をくぐる子どもたち=雲仙市、橘神社

 30日の神事「夏越祓(なごしはらい)」を前に、長崎県雲仙市千々石町の橘神社(橘昌樹宮司)で、参拝者が茅(ち)の輪をくぐって無病息災を祈願している。
 茅を編んで作った直径約2.2メートルの輪を境内に設置。参拝者は、輪を「8」の字を描くようにくぐってから本殿へ進む。本殿に置いてある人の形をした紙「人形代(ひとかたしろ)」に息を吹き掛けて社務所に託すと、夏越祓の神事で罪や汚れのおはらいが受けられる。
 同神社では、新型コロナ禍で参拝をためらっている妊娠中の女性や高齢者からの要望に応じ、代わりに家族などが参拝する「代わり祈願」も受け付けている。橘宮司は「大切な人の思いをつなぎます。誰も参拝できない場合は、神職が祈願するので相談を」と呼び掛けている。問い合わせは同神社(電0957.37.2538)。

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