衆院選 長崎1区・冨岡氏 情勢調査厳しい場合、出馬見送りも示唆

 今秋までに実施される次期衆院選で、長崎1区から出馬予定の自民党現職、冨岡勉氏(72)=比例九州、4期目=が21日、長崎市内で報道陣の取材に応じ、7月以降の党などの情勢調査で厳しい結果が出た場合、出馬を見送る可能性を示唆した。
 報道各社による立候補予定者取材の会見で答えた。
 冨岡氏は前回2017年の衆院選で長崎1区から立候補。国民民主党の現職に約1万票差をつけられて敗れ、重複立候補していた比例代表で復活当選した。だが党内規では比例候補を原則73歳未満とする「定年制」があり、来月4日に73歳になる冨岡氏は今回重複立候補できないという。
 冨岡氏は調査結果次第では「いろんなことを考えなければならない」と述べ、「勝てるはずがないというデータが出て(選挙を)やりますか? やらないでしょう。そういうデータが出たら『はい、これまで』ということになるだろう」と述べた。

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