来夏の参院選 金子氏3選出馬表明

金子原二郎氏

 自民党の金子原二郎参院議員(77)=長崎選挙区、2期目=は20日、長崎市内で記者団に対し、来年夏に予定されている参院選に3選を目指して出馬する意向を明らかにした。
 党本部は7月、来夏の参院選の1次公認候補を決める予定で、党県連は今月中に公認申請する。同日の県連の常任総務会で承認された後、金子氏は記者団に「年齢的なこともあるが、幸いにして健康。新幹線、道路整備、石木ダムの問題など地元第一主義で取り組んできた。改めて県民の役に立ちたいと思い(出馬を)決意した」と述べた。
 金子氏は平戸市生月町出身。慶応大卒。衆院議員、長崎県知事などを経て、2010年の参院選で初当選した。昨年10月まで約3年間、参院予算委員長を務めた。
 また県連は20日、党紀委員会を開き、2年前に離党した松浦市区選出の石本政弘県議(66)の復党問題を協議したが、結論は出なかった。
 来夏の参院選長崎選挙区には、2年前の参院選に旧国民民主党から出馬した白川鮎美氏(41)の擁立を立憲民主党県連が確認。党本部に公認を求めている。白川氏は旧国民の公認候補に内定していたが、昨年秋の旧立民と旧国民などの合流時に現在の立民に参加していた。

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