新上五島町中学総合体育大会の陸上は13日、同町の上五島中グラウンドで行われ、男子の3年100メートルは田村光陽(魚目)が12秒0で制し、共通の200メートル、400メートルリレーと合わせて3冠を手にした。女子の3年100メートルは津田直香(奈良尾)がトップゴール。共通400メートルリレーは有川が優勝した。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、観覧は選手1人に対して2人までに制限した。
魚目が快勝した共通男子400メートルリレーは、三つ子の田村兄弟が気を吐いた。長男の光陽が好スタートを切り、他チームをリードして三男の第2走者匠登へ。第3走者宮田がさらに差を広げると、アンカーを任された次男の友誠がそのまま逃げ切った。
軟式野球部をけん引してきた3年生の三つ子は陸上でも活躍。学校に男子の陸上部がなく、チームメートの宮田も掛け持ち出場した。4人ともリレー以外にエントリーした種目もすべて2位以内に入り、県中総体の出場権を得た。
先月末に行われた町中総体の軟式野球では優勝に届かず、その悔しさをばねに奮起。練習期間は短かったが、バトンリレーなど工夫を重ねた。光陽は「野球で負けたから、どうしても勝ちたかった。県中総体では決勝まで進みたい」と声を弾ませていた。
新上五島町中総体・陸上 3年100m男子 田村光(魚目)V 三つ子がリレーでも活躍
- Published
- 2021/06/17 12:04 (JST)
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