陸上日本選手権・混成 女子七種 山崎(スズキ)4連覇 長崎市出身

表彰式後、金メダルや賞状を手に笑顔を見せる山崎(スズキ)=長野市営陸上競技場

 東京五輪代表選考会を兼ねた陸上の第105回日本選手権・混成競技最終日は13日、長野市営陸上競技場で行われ、女子七種競技は日本記録保持者で26歳の山崎有紀(スズキ、長崎市出身)が5909点で4連覇を達成した。
 山崎は前半で日本新ペースの3447点をマークして首位に立ち、13日の後半に臨んだ。雨のコンディションとなった最初の走り幅跳びは5メートル72、続くやり投げは46メートル74。いずれも自己ベストに及ばなかったが、総合得点で着実にリードを広げると、最終種目の800メートルを2分14秒47の好タイムで走り切った。最後は自らの日本記録に66点届かなかったものの、2位の大玉華鈴(日体大)に287点差をつけた。
 男子十種競技は五輪2大会出場の中村明彦(スズキ)が7833点で2年連続4度目の優勝。奥田啓祐(第一学院高教)が7768点で続いた。
 女子七種競技、男子十種競技ともに五輪参加標準記録(七種競技=6420点、十種競技=8350点)をクリアした選手はおらず、今大会での代表内定は出なかった。

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